2月26日

旧約 ヨブ記27章

[ 27 ]

27:1 ヨブは更に言葉をついで主張した。 27:2 わたしの権利を取り上げる神にかけて/わたしの魂を苦しめる全能者にかけて/わたしは誓う。 27:3 神の息吹がまだわたしの鼻にあり/わたしの息がまだ残っているかぎり 27:4 この唇は決して不正を語らず/この舌は決して欺きを言わない、と。 27:5 断じて、あなたたちを正しいとはしない。死に至るまで、わたしは潔白を主張する。 27:6 わたしは自らの正しさに固執して譲らない。一日たりとも心に恥じるところはない。 27:7 わたしに敵対する者こそ罪に定められ/わたしに逆らう者こそ不正とされるべきだ。 27:8 神に命を断たれ、魂を取り上げられるのだから/神を無視する者にどんな望みがあろうか。 27:9 災いが彼に臨むとき/その叫びを神は聞いてくださるだろうか。 27:10 全能者によって喜びを得/常に神を呼び求めることができるだろうか。 27:11 わたしがあなたたちに神の手の業を示し/全能者について隠さずに語ろう。 27:12 あなたたち自身、それを仰いだのに/なぜ、空しいことを繰り返すのか。 27:13 神に逆らう者が神から受ける分/暴虐な者が全能者から与えられる嗣業は/次のとおり。 27:14 たとえ多くの息子があっても、剣にかかり/子孫は食べ物にも事欠く。 27:15 残った者が死んで葬られても/やもめたちは泣くことすらしない。 27:16 土を盛るように銀を積み/粘土を備えるように衣服を備えても 27:17 その備えた衣服は正しい人が着/その銀は潔白な人の所有となる。 27:18 家を建てても、しみの巣のよう/番人の作る仮小屋のようなものだ。 27:19 寝るときには豊かであっても、それが最後/目を開けば、もう何ひとつない。 27:20 破滅が洪水のように彼を襲い/つむじ風が夜の間にさらう。 27:21 東風に運び去られて、彼は消えうせ/その住まいから吹き払われる。 27:22 神は彼に襲いかかり、許さない。御手から逃れようと彼はあがく。 27:23 神は彼に向かって手をたたき/その住まいから彼を吹き飛ばす。

新約 使徒言行録26:24-32

◆パウロ、アグリッパ王に信仰を勧める

26:24 パウロがこう弁明していると、フェストゥスは大声で言った。「パウロ、お前は頭がおかしい。学問のしすぎで、おかしくなったのだ。」 26:25 パウロは言った。「フェストゥス閣下、わたしは頭がおかしいわけではありません。真実で理にかなったことを話しているのです。 26:26 王はこれらのことについてよくご存じですので、はっきりと申し上げます。このことは、どこかの片隅で起こったのではありません。ですから、一つとしてご存じないものはないと、確信しております。 26:27 アグリッパ王よ、預言者たちを信じておられますか。信じておられることと思います。」 26:28 アグリッパはパウロに言った。「短い時間でわたしを説き伏せて、キリスト信者にしてしまうつもりか。」 26:29 パウロは言った。「短い時間であろうと長い時間であろうと、王ばかりでなく、今日この話を聞いてくださるすべての方が、私のようになってくださることを神に祈ります。このように鎖につながれることは別ですが。」 26:30 そこで、王が立ち上がり、総督もベルニケや陪席の者も立ち上がった。 26:31 彼らは退場してから、「あの男は、死刑や投獄に当たるようなことは何もしていない」と話し合った。 26:32 アグリッパ王はフェストゥスに、「あの男は皇帝に上訴さえしていなければ、釈放してもらえただろうに」と言った。

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